エンタメ業界の人
物は熟考して買う方だ、と思う。
例えば財布。前に使っていたものがピンク色の革製品だったので薄汚れてきてしまった。
良いものを長く使う
というのは私の人生において普遍的なテーマなので
これだ、と思うものを見つけるまで長い時間を要した。
思い起こせば去年の2月、中目黒散策をしているときに見つけたお財布に一目惚れをし、何度も手に持って良いなぁと見ていた。
そこでは買わずにいたけれど、その日のうちにお店の本店を調べ(恵比寿と広尾の真ん中くらいにあった)2度くらい訪れ、やはり同じ形の財布を手に持っては置き、持っては置いていた。
それでも買わなかったのは、これだ!という決めてと、勢いが足りなかったからだと思う。
結局誕生月に買えたのだけど、『決めてと勢いが欠けている』感じは未だにある。
手に持ってみても何となくしっくりこないのだ。
早く私に馴染むといいな、一度は焦がれたモノと長く生きていきたいのに。
そんな私があんまり考えずに買ってしまうものがある。
それはミュージカルのチケット。
観劇おたくなので、ウイルスの影響で中止になっているのが辛い。
仕事でも影響があり、さらに娯楽まで奪われて2月終わりの私は抜け殻だった。
今日から3月、そうは言っても時は進んでいくので、また何かに向かって頑張りたい。
この情勢の中でも公演を続けるところもある。
止めるのが良いのか、続けるのが良いのか、
それは分からない。
良いか悪いかじゃない、そうも思う。
春がそこまできている。